機材購入のお話はこの記事で一旦終わりの予定です。次回から本題のキッズフォトの撮影テクに入れる予定。
カメラを購入するにあたって、一緒に買わなければいけないものが結構あります。
初心者の方だとこの辺の予算が抜けていて、カメラを買ったけれど実際に使い始めるまでに思わぬ出費が…なんてこともありますので、必要なものをまとめたいと思います。
一眼で必要となるものをリストアップした後で、コンデジの場合についてまとめます。
絶対に必要なもの
- SDカード(カメラによってはCompact Flash メモリカード)…4,000円~20,000円
普段の生活で使用するものよりも品質が重要になります。
最近のカメラは画素数が多く写真1枚のデータサイズが大きくなります。
そのため、書き込み速度が安定して高速でないと連写が途切れたり、ひどい場合には1枚1枚の撮影にラグ(遅延)が生じます。
また、編集のためにRAW撮影を行ったり、動画撮影を行う場合はさらに高速な書き込みが必要になります。
カメラの画素数は3,000万画素程度、動画はFullHDまでで4K動画はあまり撮影しない、という場合で最低V30クラスのSDカード(カード表面にV30と書かれている、例えばSanDisk Extreme Plus)の購入をおすすめします。
高画素機や高速連写ができる機種、4K動画を撮影したいという場合は、『UHS‐Ⅱ』という規格を満たしたV60やV90クラスのSDカードが必要です。
カメラによって推奨されるSDカードのスペックや機能が動作可能なSDカードスペックが公表されているので事前にメーカーHPなどを確認する必要があります。
また、RAW撮影や4K動画撮影をするのであれば容量も最低でも128GB以上、そしてデータ破損のリスクが低い信頼性の高いメーカーの商品を選ぶ必要があります。
最新の高性能カメラになるほどSDカードや保存用HDD,SSDにすっごいコストがかかります。
一万円超えのSDカードとか買うのためらっちゃう・・・
- レンズ保護フィルター…3~4,000円
通常の撮影では絶対必要とは限らず、必要派、不要派と別れますが、キッズフォトの場合は子供がレンズに触ろうとしたり何かとアクシデントが多いため必要度が高いです。
Amazonオリジナルなどあまりにも安い商品の場合、表面の反射防止コーティングがないため撮影に影響を及ぼしたりします。反射防止コートや防汚コートされたものを選びましょう。
私は子供に「カメラやレンズを触っちゃダメ」って注意したりせず、広い心でいたいので必須です。
あと、子供に夢中でぶら下げたカメラが植え込みにガサガサってなっちゃったことがあります(フィルターなかったらレンズのコーティング終わってた・・・)
- レンズクリーニング用品、カメラクリーニング用品
前述のとおり子供がレンズに触れてしまって汚れることが多いため、『ブロワー』と『レンズペン』を持ち歩くことをおすすめします。
また、カメラとレンズは皮脂汚れなどが付着したまま保管するとカビなどが発生するため使用後は保管前にカメラ本体とレンズ鏡胴のクリーニングをおすすめします。
カメラ機材にはアルコールが使えない箇所があるためノンアルコールの方が気軽に使いやすいです。
また、クリーニング用品がセットになったクリーニングキットを買うのも良いと思います。
- 保管用のケース、ドライボックス(防湿庫)
カメラとレンズはカビを防ぐために保管時の湿度を管理する必要があります。
機材が少ない最初の頃はドライボックスを使用したり、大きめのタッパーなど密封できるケースで代用可能です。除湿剤(シリカゲルなど)を一緒に入れて除湿しましょう。
また、しまう前はかならずクリーニングしましょう。
汚れたまましまっちゃうと意味ないよ!
これらの最初に必要なカメラ用品は家電量販店の店舗などではカメラと同時購入で割引されるセールが開催されている場合があります。購入前に一度店舗で確認しておくとよいでしょう。
有った方が良いもの
- 外部ストロボ
室内や暗所での撮影を行う場合、ISO感度に頼らずに綺麗な写真を撮るために明るいストロボ(外部フラッシュ)を使用することをおすすめします。
角度の変えられるストロボを使うことで横の壁や天井を使った反射光を使うことで顔の陰影をコントロールすることで写真のクオリティーが上がります。
シャッタースピードを速くする必要があるキッズフォトでは意外と使用頻度の高いアイテムです。
- 写真データの保管、編集のためのPC、SSD、ディスプレイ、編集ソフト、プリンターなど
高性能なカメラを購入した場合、そのカメラの性能を本当に生かしたいのであれば、大量のデータ保管や編集作業が可能な高性能なPC環境も必要になります。
本格的な編集作業を行うのであれば最低でも2018年以降のi7以上または11世代i5以上のPCやM1以降のMacBookなどLightroomを快適に使える環境、1TB以上のSSD、色域がsRGB100%のIPS液晶ディスプレイ(色ができるだけ正確に表現されるディスプレイということです)、ディスプレイのキャリブレーションツール(spiderXProなど)、LightroomやLuninarなどRAW編集ソフトなどが必要です。
詳細は機会があれば別途記事を作成します。
本格的な編集を行わない場合でも、最低でも写真データが保存できる大容量のHDDかSSDを備えていて、発色の良いモニターを備えたPC環境で写真の整理や簡単なフィルター編集ができた方が良いです。
- ピークデザイン アンカーリンクス
ショルダーストラップはこだわりがなければカメラ付属の物で十分です。デザインや長さ調整が簡単にできるなど機能性のあるものが欲しければ購入しても良いと思います。
それよりも、ストラップを簡単につけ外しできるようにする便利グッズ「アンカーリンクス」はあった方が良いです。
ストラップは汗汚れなどが付着するため保管時には外したいですし、ストラップが邪魔な撮影シーンもあります。
カメラの破損につながるためコピー商品ではなく耐久性の確かな『ピークデザイン製』のものを購入しましょう。
- ピークデザイン キャプチャーとプロパッド
キャプチャーはカメラをベルトやバックパックの肩紐などに固定するためのホルスターです。
ストラップだけでカメラをぶら下げている場合、子供と遊んでいてしゃがんだ時などにカメラが揺れるとちょうど子供の頭に当たりそうになります。
キャプチャーをすることでカメラが固定されるのでそういった危険を防ぐことができます。
また、レンズ交換時にカメラから手を離せるためレンズ交換がしやすくなります。
プロパッドはキャプチャーをベルトにぶら下げるための補助パッドです。これがあるだけで使いやすさが相当向上するので、キャプチャーを購入するなら一緒に購入することをおすすめします。
カメラが落下する恐れがあるためコピー商品ではなく『ピークデザイン製』のものを購入しましょう。
初代キャプチャーの頃から愛用してます。
もうキャプチャーなしじゃ一眼カメラ持ち歩けない体です。
- ハンドストラップ
キャプチャーを使用する場合、ショルダーストラップではなく手首とカメラを固定するハンドストラップを使うと落下リスクを避けつつ機動力が向上します。
- カメラバッグ
一眼を使用する場合に一番心配なのが『持ち歩かなくなってしまう』ことです。
スマホやコンデジと違い一眼はカメラの大きさや重さがあるため気軽に日常的に持ち歩くことが難しくなります。
利便性の高いカメラバッグを使用することでカメラの使用頻度が上がり、上達も早くなります。特にお子さんと一緒に出かける場合は子育てグッズとカメラグッズの両立が必要となります。
私のおすすめはELECOMのオフトコシリーズのバッグです。
オフトコのカメラリュック、普段使いもできてほんっとにおすすめなのでチェックしてみて!!
コンデジの場合
コンデジを使ったキッズフォトの場合、前述のアイテムのうち以下の物があれば十分です。
- SDカード
- クリーニング用品
- 保管用のケース、ドライボックス
- ほどほどのPC環境
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