入園・入学シーズン!・・・は終わってしまいましたが、「これから子供の写真を撮る機会が増えるしカメラを買おうかなぁ?」って悩んでるママ・パパもたくさんいるんじゃないでしょうか。
かくいう私も、春になって天気が良いからめっちゃ可愛く子供が撮れる季節だし、新しいレンズ欲しいな~なんて気分です。
それに新卒でお給料ゲットする新社会人のみなさん、「この機会にカメラ始めてみようかなぁ」なんて方いません?いますよね?欲しい時が買い時ですよ~始めちゃいましょ~♪
さて、そんなわけでカメラ始めたい初心者さんや、キッズフォト始めたいパパママにおすすめなカメラ!
スマホやコンデジ、一眼レフなどカメラの種類はいっぱいありますが、今回は2023年春のおすすめミラーレスカメラを紹介します!
(カメラの種類の紹介や子供写真を始めるのにおすすめのカメラはこちらの記事から)
メーカーごとにおすすめ機種を紹介していきますが、初心者向けということでAPS-Cセンサーのカメラが多めです。コスパの良いフルサイズ機もいくつかおすすめしています。
いずれの機種も展示会、店頭、レンタルなどで
SONY:とにかく高コスパなAPS-Cミラーレス 【ZV-E10】
今年初め頃、ダントツで人気があったミラーレスカメラがSONY ZV-E10です。
センサーサイズはフルサイズよりちょっと小さいAPS-Cサイズで、ファインダーが無いので本体がとてもコンパクトで軽い!
そして一番の特徴は動画をメインとした「V-LOGカメラ」であること!
詳しくレビューしているので、気になる方はそちらの記事をどうぞ。
ZV-E10のおすすめなポイントは、
- コンパクトで軽量 約343g
- レンズキットでも約9万円の高コスパ
- 写りはSONY α6000シリーズと同等
- オートフォーカス性能も高くて、トラッキングAFが使える
- 動画性能が高い(4K撮影可能、マイク性能が高い)
SONYのAPS-Cミラーレスカメラα6000シリーズと同じセンサー、写真性能を持っているのに価格はボディーのみで8万円以下、レンズがセットでも約9万円です。
セットのレンズは暗い(F値が大きい)レンズなので決して性能が良いわけではないですが、非常にコンパクトなので、荷物を最小限にしたいときには使いやすいレンズです。1万円ちょっとの価格差なのでレンズキットがおすすめです。
キットレンズより少し大きくて重くなりますが、SIGMAの【18-50mm F2.8 DC DN】というF2.8の明るさで標準域(換算27mmから75mm)のズームレンズが大変写りが良く、価格も約6万円です。
ZV-E10のいまいちなポイントは、
- 操作性=特にISO-AUTO低速限界が設定できない
- ファインダーが無い
- バッテーリー容量が小さい
コンパクト、かつ動画に特化しているのでボタンの数が少なくマニュアル設定で自由に写真を撮ろうとすると少し操作性が悪かったり、ファインダーが無いので本格的に写真を撮ろうとすると少し苦労します。
しかし、細かな設定はカメラに任せてオートモードで気軽に写真を撮ったり、スマホ感覚で背面ディスプレイを見て撮影したりする分には特に大きなデメリットでは無いんですよね~。
レンズキット約9万円、追加の明るいレンズも約6万円で始められる入門機としては非常にコスパが高く、とりあえずミラーレスカメラを始めたい!という人におすすめの1台です。
ZV-E10は「動画撮影向けカメラの入門機」ですが、実際は写真用のAPS-Cカメラとしてもめっちゃコスパの高いカメラです!
ただ、近々新しいSONY APS-Cカメラが出るんじゃないか、という噂もあるので、最新機種が気になる方は追加情報を待った方が良いかも?
SONY:小型軽量なフルサイズミラーレス 【α7C】
SONYからもう1台おすすめ、「フルサイズ」という大きなセンサーを搭載している小型軽量なミラーレスカメラ、SONY α7Cです。
カメラを始めるとどうしても憧れてしまうのが「フルサイズセンサー」。暗所に強く、キレイなボケ感が得られるセンサーサイズです。
そんなフルサイズ機種の中でもα7Cは非常に軽量でコンパクト、コスパの高い一台です。価格はボディー単体で約23万円と少し高額。※5月8日までSONYが2万円キャッシュバックキャンペーン中
1世代前のSONYフルサイズベーシック機のα7Ⅲ(約26万円)は非常に評判が良く、現在も人気の機種です。
α7Cはこのα7Ⅲをベースとして、ファインダー位置を変更してボディーを小型軽量化、人気のバリアングル液晶を搭載、トラッキングAFにも対応した機種なのにα7Ⅲよりも3万円くらい安く購入可能です!
また、SONYのカメラの良いところは、高額な純正レンズ以外にも、コスパが良くて写りも良いサードパーティー製レンズの選択肢がたくさんあること!
F2.8通しの大三元標準ズームレンズが10万円以下で購入可能です。
α7Cのおすすめポイントは、
- フルサイズセンサーなのに軽量コンパクト
- α7Ⅲの性能+バリアングル、トラッキングAFなのにα7Ⅲより安い
- サードパーティー製の大三元標準ズームレンズが10万円以下で使える
いまいちなポイントは、
- バッテリー容量が小さい
- ファインダーが小さい(見づらい)
- ボタン類が少な目(α7Ⅲよりやや操作性が劣る)
ボディ+F2.8標準ズームが約32万円ほどでフルサイズミラーレスカメラが始められるおすすめの一台です!
最新のベーシック機種α7Ⅳ(約31万円)をベースとした後継機種α7C-Ⅱが2023年中に発売される可能性が高いと言われています。
最新機種が気になる方は続報を待つのも手だけど、α7Ⅳをベースとした場合は価格が上がると思います。
後継機を待ってる間写真が撮れないくらいなら、5/8までのキャッシュバックキャンペーン中にα7Cを買ってしまいましょう!
Nikon:見た目にこだわったAPS-Cミラーレス 【Zfc】
Nikon Zfcの一番の特徴はその見た目!軽量コンパクトなだけでなく、クラシックなデザインで上面に配置されたダイヤルは見た目がかわいいだけでなく操作性も良くて機能的です。
「プレミアムエクステリア張替キャンペーン」を使用すると無料でボディカラーをカスタマイズすることも可能です。
Nikonのカメラだけあって写真性能は十分で、ナチュラルな色味で非常に綺麗な写真が撮れます。動画性能の方は標準的な性能といった感じ。
価格はボディ単体で約12.5万、標準ズームレンズ(16-50mm f/3.5-6.3)セットは約14万円、単焦点レンズ(28mm f2.8)セットは約15万円です。
綺麗な写真が撮れるのはもちろんですが、所有欲が満たされて、持って出かけたくなるデザインが非常におすすめの1台です。
ただし、NikonのZマウントはAPS-C用のレンズがまだ少なく、標準ズームはf/3.5-6.3の暗いレンズしか選択肢がありません。明るくてボケるレンズが使いたいときにはズームができない「単焦点レンズ」に交換する必要があります。持ち歩くレンズ本数が増えたり交換の手間が増えるのが面倒という人にはちょっとデメリットかも。
しかし、4/21にSIGMAさんからZマウントAPS-C用単焦点レンズ「16mm F1.4 DC DN」「30mm F1.4 DC DN」「56mm F1.4 DC DN」が定価6~8万円程度で発売されます。
また、フルサイズ用のF2.8標準ズームレンズ「NIKKOR Z 28-75mm f/2.8」も約12万円程度なので現実的な価格です。
そのため、レンズをガチャガチャ交換すること自体を楽しめる人であれば、比較的低コストでNikonの抜群に美しい写真を楽しむことが可能です。
Zfcの良いところ
- 圧倒的にお洒落な見た目(さらにカラーカスタマイズ可能)
- Nikonのナチュラルで美麗な写り
- 軽量コンパクトで安い
Zfcのいまいちなところ
- バッテリー容量が小さい
- APS-C用のレンズラインナップがまだ少ない
明るい標準ズームレンズがフルサイズ用の28-75mmだとAPS-C機では換算32-113mm・・・広角側が不足してしまうので、やっぱり手ごろな価格でAPS-C用の18-50mmF2.8あたりが出てきたら完璧だなぁ~
でも、今一番欲しいカメラを聞かれたらZfcと答えます。
Canon:最新のAF性能を持ったフルサイズミラーレス 【EOS R8】
CanonのEOS R8は、EOS Rシリーズのフラッグシップ機EOS R3以降に機種に搭載される高性能な瞳トラッキングAFが使えるフルサイズミラーレスカメラです。
人物の「瞳」「顔」「頭部」「胴体」や動物、乗り物を高精度に判定して追いかけ続けることができるトラッキングAFが大変優れた機種で、顔が隠れても頭部や胴体を追いかけ続けてくれます。激しく動き回る子供や動物、走行中の乗り物でも簡単に撮影することができます。
Canonのカメラの色味は温かく優しい印象で、特に子供や女性の肌の柔らかな質感が美しいためポートレート撮影におすすめです。
また、Canonのメニュー画面はヘルプ表示などが分かりやすく、操作しやすいのも初心者におすすめのポイントです。
一方で、CanonのRFマウントはサードパーティー製レンズがほとんどないためレンズコストが高額となります。本体が約24万円でF4標準ズームが約17万円、F2.8標準ズームにいたっては約30万円・・・。
ごめんなさい、やっぱりCanonは初心者におすすめできる機種は今のところないです。
本当はAPS-CミラーレスのEOS R10が低コストでAF性能も高くておすすめのカメラボディなのですが、APS-C用のレンズはCanonの旧世代ミラーレス、EF-Mマウントレンズの暗いズームレンズを流用したものが3種類あるだけです。そのため、高額なフルサイズ用レンズを使用する必要があり、APS-Cのカメラシステムとしてはまだまだ使い物にならないというのが個人的印象です。
EOS R8(R10)の良いところ
- AFの被写体認識性能とトラッキング性能
- ポートレートに適した写り(柔らかな肌の質感)
- 分かりやすい操作メニュー
EOS R8(R10)のいまいちなところ
- 純正レンズが高い
- サードパーティ製レンズがない
- APS-Cレンズのラインナップが皆無
元Canonユーザ歴が長かったのでCanonの写りはすごく好きだし、最近のAF性能もすごく使いやすいと思うんだけど、やっぱりレンズ選択肢が限られるのがライトユーザーには厳しい・・・
FUJIFILM:フィルムシミュレーションが美しいAPS-Cミラーレス 【X-S10】
FUJIFILMといえば「フィルムシミュレーション」という昔のフィルム調を再現した独自の色表現機能が使えることが魅力のカメラです。フィルムシミュレーションでは18種類の色表現を使うことができ、自分好みにトーンなどを調整することもできます。
通常はデジカメで撮影してそのまま出力された写真データ(撮って出し、JPG写真)はそのままでは少し物足りない仕上がりになるため、Rawデータ形式で撮影して「Lightroom」などで色編集、現像を行うことでクオリティを上げたりします。
X-S10であればそんな面倒な作業をせずとも、フィルムシミュレーションを使って撮って出しで美しい写真表現ができる、つまりカメラだけで美しい写真を仕上げることができるため、初心者におすすめのカメラです。
むしろ、フィルムシミュレーションの美しい表現をLightroomで再現することは非常に難しいくらいで、フィルムシミュレーションを使用した撮って出し写真には唯一無二の魅力があると言えます。
また、これまでのFUJIFILMのカメラは独特な操作感のある機種が多かったのですがX-S10は非常にシンプルなボディ形状と一般的な操作性で、初心者でも使いやすいカメラに仕上がっているのもおすすめのポイントです。
XマウントのレンズもSONY Eマウントと同様にSIGMAやタムロンなどサードパーティー製のコスパの高いレンズの選択肢が多いのも魅力的です。前述のZV-E10と同じく、SIGMAの【18-50mm F2.8 DC DN】のXマウント用は大変写りが良く、価格も約6万円です。
X-S10の良いところ
- 唯一無二のフィルムシミュレーションによる美しい色味
- 小型軽量でシンプルなボディ
- 豊富なサードパーティー製レンズとコスパの良いレンズ選択肢
X-S10のいまいちなところ
- バッテリー容量が少ない
小型軽量で、フィルムシミュレーションで撮って出しが綺麗だから手間もかからない。
レンズも小型軽量で安い。
初心者、ライトユーザーにはおすすめのカメラな気がするけど、どこも在庫切れでなかなか買えないのが辛い。
Panasonic:非常に動画性能の高いフルサイズミラーレス 【LUMIX S5II】
LUMIX S5IIは前述のSONY α7Cと同様にフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラです。Panasonicの中ではコンパクトフルサイズミラーレスという位置づけですが、他社と比べるとやや大きめで重ための本体となっています。
1世代前のS5ⅠよりもAF性能が高性能で高速になっていますが、人物・動物などの被写体認識性能は他社と比べるとほんの少し物足りない感じがしました(これは他社が進化しすぎとも言えるのですが)。
またボディ内手振れ補正機構が非常に強力で、50mm程度の標準画角でもしっかりと構えていればシャッタースピード1秒くらいでもほぼ手振れなく撮影できるため、安心して夜景写真などを撮ることができます。
一番の特徴は動画性能が非常に高いという点で、ちょっと初心者向けの話ではないのですが、10bitの6K30p、4K60p(APS-Cクロップ)という本格的な高画質動画の撮影が可能で、Log撮影や動画編集をするような動画撮影者にもオススメできるカメラです。冷却ファンも搭載しているため長時間の動画撮影にも耐えることができます。※さらに動画性能を強化した「S5ⅡX」もあります。
また、写真・動画ともにリアルタイムLUTが使えるのも魅力の一つです。リアルタイムLUTとは、自分で編集した、またはクリエイターさんなどが配布・販売している「LUT」という色編集データをカメラに保存しておき、それをリアルタイムで撮影データに反映することができる機能です。(PCで行う色編集作業のプリセットをカメラ内で適用できる感じです)
フルサイズセンサーで写真性能が高いだけでなく、動画性能も非常に高い万能ベーシック機という意味ではSONY α7Ⅳ(約31万円)と同じような位置づけのカメラとなりますが、S5Ⅱはボディのみ約25万円と非常にコスパの高いカメラです。
さらに、「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」「LUMIX S 50mm F1.8」がセットになったダブルレンズキットが30万円以下なので、私としてはこのダブルレンズキットがおすすめです!20‐60mmが約7万円、50mmが約5万円のレンズなので12万円分のレンズが、ボディ価格+5万円で付いてくると考えるとコスパが良すぎますね!
また、S5ⅡのLマウントはライカやSIGMAと共通のマウント規格なので、ライカやSIGMAのLマウントレンズが使えるのも魅力で、SIGMAの28-70mm F2.8 DG DN Lマウント 約9万円を合わせて使うのもおすすめです。
S5Ⅱの良いところ
- 写真も動画も高性能な万能機 (なのにα7Ⅳより安い)
- 手振れ補正機能が優秀
- リアルタイムLUTが使える
- ダブルレンズキットがお得
- コスパの良いSIGMA製レンズなどレンズ選択肢が豊富
S5Ⅱのいまいちなところ
- やや大きく重いボディ
- 被写体認識が少し弱い
写真も動画も取れて、SIGMAのレンズが使えて・・・位置づけ的にはほぼほぼα7Ⅳと同じ位置づけのカメラで2023年2月に発売されたばかりなのに、ダブルレンズキットが30万円以下で高コスパ!
ただ、SONYに慣れすぎたからか個人的にはちょっとだけ、撮影設定だったりAFの挙動が使いにくいような気もするので、気になる方は実機を触ってストレスなく撮影できるかチェックしてください。
まとめ
2023年春の初心者におすすめのミラーレスカメラを紹介しました!
基本的には初心者がでも買いやすい10万円前後のAPS-C機がメインのおすすめラインナップでした。
「コスパ最強のZV-E10」
「圧倒的にお洒落な見た目と美しい写真写りのZ-fc」
「唯一無二のフィルムシミュレーションが美しいX-S10」
少し贅沢に、みんなの憧れ、フルサイズ機をおすすめするとしたら、
「フルサイズ機でも小型軽量で持ち歩きやすいα7C」
「ちょっと大きくて重いけど、非常にコスパの高い写真動画万能機のLUMIX S5Ⅱ」
がおすすめです。
いずれの機種も高性能高級機種ではないけれど、【基本性能が十分に高く、かつ初心者でも使いやすかったり、撮って出しも綺麗だったりするコスパの高さ】を重視するのはもちろんのこと、
さらに【F値が小さく明るくて、初心者でも簡単にボケ写真が楽しめるレンズを低コストで購入できる】という点を重視しておすすめ機種を選びました!
春から子供写真を撮り始めたいと思っているママさんパパさん、カメラに興味のある新社会人さん、それ以外にもカメラが気になっているすべてのみなみなさま・・・
カメラとレンズは欲しいと思った時が買い時ですよ~
悩んでいる間に逃した撮影チャンスは二度と帰ってきませんよ~
少しでも早く購入して、たくさん撮影した方がお得じゃないですか~?
とりあえず、店頭に触りに行きましょう!
そして買って帰りましょう⁉
実際、カメラやレンズはリセールバリューが高いので、「やっぱり使わないな~」となってもそれなりの値段で売却できるので・・・
その差額で、撮影体験と実際に撮影した写真データを手に入れたと思えばプラマイゼロです!
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