子供写真を撮るのにおすすめなスポット『レンタルフォトスタジオ』

先日、娘の写真を撮影するためにレンタルフォトスタジオに行ってきました。今回はスタジオのレビューと同時に、パパママカメラマンさんへフォトスタジオのレンタル利用をおすすめしたいと思います！

レンタルフォトスタジオとは？

レンタルフォトスタジオとは、個人でレンタル可能なフォトスタジオのことです。

1時間単位～1日単位でレンタルが可能です。価格は2,000円～5,000円/時間くらい、または10,000～20,000円/日くらいで利用できます。

キッズフォトであれば短時間利用ではなく、3時間から1日貸し切り利用にして時間に余裕を持って借りた方が準備や片付けが楽です。

写真館やフォトスタジオに依頼してバースデー写真や家族写真などを撮ってもらったことのある人ならわかると思いますが、スタジオを使うとお洒落で可愛い写真を撮影することができますよね。

ただ、だいたい数十カットで3万円以上かかるため、あまり頻繁に撮ってもらうというのもなかなか難しいと思います。

レンタルフォトスタジオは、自分のカメラを使って自分で撮影するためだいぶリーズナブルに利用できます。

また、スタジオで撮影するだけで普段より格段に良い写真が撮れるので、日ごろからお子さんの写真を撮っているパパママカメラマンさんならば、かなり良い写真が撮れるはずです。

余計なことに気を遣わずに思う存分撮影に集中できるので、写真の練習にもなります。

もちろん、カメラがレンズ交換式でなくコンデジやスマホだったとしても良い写真が撮れるので、十分に利用する価値はあります！

そのくらい、写真における撮影場所、撮影環境はとても大きな要素です。

レンタルスタジオ『Wonder Hutte』レビュー

今回利用させていただいたレンタルスタジオ『Wonder Hutte』様のレビューを通してレンタルスタジオで撮影することのメリットなどを紹介します。

『Wonder Hutte』

• 〒184-0013 東京都 小金井市 前原町 1-7-5 前原ビル 3F
• 平日　2時間　6,300円～　、一日（8時間）　14,600円～
• 土日　3時間　9,600円～　、一日（8時間）　18,000円～
• 感謝価格　一日（8時間）　12,800円(休日15,800円)　※要Googleレビュー

Wonder Hutte様は完全無人のレンタルスタジオで事前に電子ロックのキーを発行してもらって入室し、自分で清掃を行って退出します。

人との接触がないためコロナ対応にも適していますし、人の目が無いことで初心者でも緊張せずに利用できると思います。

レンタルスタジオの中でもかなり広いスタジオで、主に5つの撮影スポットを使用することができます。

また、スタジオの南側全面が窓となっているため自然採光がとても良く、晴れた日であればストロボなしで明るい撮影が行えます。

①自然光+植物エリア

キッズフォト目的で利用する場合、こちらのエリアがこのスタジオのメインの撮影エリアになると思います。

真っ白な内装と、それと相性の良い小物、造花植物がそろっておりめちゃくちゃカワイイ写真が撮れます。

統一感があり白くてフワフワな写真が撮れるこのエリアがスタジオ撮影の醍醐味が楽しめるエリアです。

②白ホリゾント（Rホリゾント）

Rホリゾントとは、背景の壁と床の継ぎ目が直角ではなく、緩やかな曲線となっている背景のことです。写真の背景に壁と床の継ぎ目が写らないように撮影することができます。

このエリアも南側が窓で西側が背景となっているため、自然光をサイド光として利用することができます。

ベンチや椅子が用意されており、無料で利用できる三脚を使うことで作例のような家族写真を撮影することができます。

③グリーンウォールと④輸入壁紙のスライドボード

こちらの2つのエリアはおしゃれなポートレートに適したエリアです。

グリーンウォールは2m×2mの壁一面に造花植物が設置されています。このグリーンウォールの裏から『花柄』『デニム柄』『額縁柄』の3種類のスライドウォールを引き出すことができます。

ポーズの支持を聞いてくれる年齢ならばモデルのような写真が撮れると思いますが、うちの子はまだまだ暴れん坊さんなので壁の前にとどまってくれませんでした。

⑤青い壁とトンネル

青い壁と電球がおしゃれなエリアです。このエリアはグリーンウォールの裏側にあるため、他のエリアと違って自然光が直接入ってきません。

作例では明るくふんわりした編集を加えていますが、暗めでしっとりとした色味にして電球の光を生かすと大人な雰囲気の写真を撮ることができるエリアです。

おすすめポイント

必要な持ち物が最低限で済む(特にライティング関係)

こちらのスタジオでは無償レンタルでLEDビデオライト、カメラ三脚、スマホ三脚が用意されています。

白い内装と南側全面採光でかなり明るいスタジオなので、持ち込みカメラと無償レンタル機材だけで十分撮影可能でした。

今回私はストロボなどカメラ以外の機材も持ち込んだのですが、結局使わなかったので次回からはカメラとレンズだけで行こうと思います。

持ち込み荷物が減らせるのは大変うれしいですね。

また、有償で髪なびかせ用扇風機とプロジェクターがレンタルでき、使い方次第でよりおしゃれな写真が撮れそうなので次回はレンタルを検討してみたいです。

天井の照明も角度が変えられる明るいLED照明がたくさん設置されていて、撮影シーンに合わせて微調整することができます。

やわらかい床

スタジオの床は木製のフローリングではなく、フローリング調クッションフロアなので子供が転倒しても怪我しにくくなっています。

とても広いスタジオなのでうちの子もテンションが上がってしまいかなり動き回っていたので、床が固くないのは嬉しいポイントでした。

その代わり靴下だと少し滑るので裸足か靴(撮影用の新品か靴底を養生したもの)が良いかもしれません。

とにかく映える自然光エリアとおしゃれな小物

自然光エリアはその明るさと配置してある小物のセンスが抜群で、楽しく遊んでいる子供の写真を適当に撮っているだけで素敵写真が量産できます。

私もこの日の撮った写真の8割くらいは自然光エリアで撮りました。

フルーツや生き物などの小物がたくさん用意されています。スタジオの雰囲気に合わせるために市販の小物にDIY塗装を行っているものもあるそうで、こだわりの小物は大変おしゃれで映えます！

天井や壁から吊るされている小物も上手に使うと前ボケを作ったりできてかわいいです。

スタジオ撮影時のコツ

基本的には「キッズフォト撮影のコツ」で紹介している内容となりますが、特に以下の3つを抑えればカワイイ写真が量産できます。

• 撮影モードはAモード(絞り優先)
• 連写で撮影
• アングルは子供の目線の高さかそれ以下

なかなか子供の動きは制御できないので、露出制御はシンプルにAモード。撮りたい絞り値だけを決めて、シャッタースピード限界は1/250秒以上、ISOオートでいつでもシャッターを切れるようにしましょう。

一瞬の表情や目線の動きを逃さないように基本的に連写で撮影しましょう。基本的にワンカット最低でも3～5枚くらいは連写しましょう。今回私は約1000枚ほど撮影して歩留まりは300枚くらいでした。

このとき、パパやママが撮影をアシストできるのであれば声かけやおもちゃで気を引いて、撮影者の後ろに隠れるような動きをするとカメラ目線の撮影ができます。

アングルは立ち上がった状態での撮影は極力避けて、膝立ちなどで子供と同じ目線かそれより低くするように心がけましょう。

また、ズームレンズを使って撮影する場合、せっかく周りを気にせずに撮影できるのでズームによる調整を多用せず、焦点距離をある程度固定して単焦点レンズを使ってるような気分で自分が積極的に動くことで画角の調整を試しましょう。

今回は単焦点を数本とTAMRON28-75mmF2.8G2を持っていき、8割くらいはTAMRON28‐75mmを使用しましたが、基本的に35mm、50ｍｍ、75ｍｍに固定して撮影しました。

まとめ

Wonder Hutte様のレビューを通してレンタルフォトスタジオ利用をおすすめさせていただきました。

フォトスタジオで撮影することで、本格的な機材や高度な撮影技術がなくても、お家や公園ではなかなか取れないような素敵でおしゃれな写真が簡単に撮れます。

お出かけして撮影するのと違って撮影中に周りに気を遣う必要もなく撮影に集中できるため、初心者パパママカメラマンさんの練習としてもとっても良い撮影環境だと思います。

初心者だと『フォトスタジオを借りる』という発想があまりなかったり、借りることに躊躇してしまうと思いますが、初心者ほどフォトスタジオを借りて素敵な写真を撮っていただきたいです。